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症状が落ち着くまでベッドに横になっていた後、
検査後、再び診察室に呼ばれました。
ドクターは自信を持って説明を始めました。
「長い間よくわからなかった不快感の正体を見ましたね」
ということばから始まりました。
そして、これは重症の不整脈なので、
急いでアブレーション治療を受けないと、
本当に命が危ういですよと言われました。
病名は心室性頻脈。不整脈の一種です。
心臓の心室が、心筋の電気信号の乱れによってバラバラに伸縮し、
そのために脈拍が正常に保たれないということがわかりました。
今の段階では、まだ、ある程度の時間が経過すると、
もとのリズムを取り戻せているが、心室細動にでもなって、
心筋が小刻みに震えて、
血液を体内に送り出すことが出来なくなってしまえば、
事実上の心停止になるというのです。
治療方法としては、最新の医療技術によって
カテーテルを心臓に送るのだそうです。
丸く曲がった先端についている電極で、
乱信号を発信している心筋を焼いてしまうと、
この症状は完治するというのです。
これがアブレーション治療です。ここまで来ているなら、
もう侵襲性の検査は嫌だとか言っている場合ではないのだと、説得されました。
紹介されたドクターは、不整脈治療と言えば
名前が紹介されるような先生の一人で、
簡単明瞭な治療計画やリスクの説明を聞いて、
質問もたくさんして、とても納得がいきました。
このドクターになら委ねられると感じました。
その頃、仕事が特に忙しい時期で、
職務上の責任から、翌日すぐにという訳にはいきませんでした。
二週間余裕をくださいとお願いし、予約を取りました。
今から思えば可笑しい話です。
いつ死んでも不思議でない症状だと説明を聞いたその場で、
治療を延ばしてくださいと願い出たのですから。
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